1983年、14才だった僕はDavidBowieのChinaGirlに夢中になった。それ以来、37年間、Bowieを応援し続け、ありとあらゆる公式CDとDVDを購入しまくっている。その僕が初めてBowieを生で観たのが1990年の東京ドームだった。遠い席だったが、身体中に電流が走ったのを30年経った今も鮮明に記憶してます。宮本哲

ボウイは僕の人生そのものです。21才の夏休みにサウンド&ヴィジョン ツアーの日程に合わせて貯金をはたいてドイツ旅行してなんとか、ウルムという田舎町での野外フェストのチケットを入手し、朝から水一滴も飲まずにトリだったボウイの時間に執念で最前列に行き、コンサートが始まるや大はしゃぎして暴れまわりました。ドイツの田舎のフェストでは日本人は相当、目立つらしくボウイと目が合い、ニコッと笑って手を振ってくれました。あの感動は一生忘れません。

1969年生まれの僕にとっては戦メリやレッツ・ダンスがボウイとの出会い。彼のキャリアを遡ってジギー・スターダストでスターマンを聴いた時、彼の歌声に無限の宇宙の広がりを感じた。そして、月日を経てまさか、東京ドームでスターマンが聴けるなんて…。当時、京都在住だった僕は新幹線で東京まで行ったが、そんなコストなんてどうでもいいと思ってしまった。レット・オール・ザ・チルドルン・ブーギー！

18歳の時、1990年の東京ドームコンサートに行きました。 小学生の頃からDavid Bowieのファンで、ラジオ・MTVで昔の曲をチェックし、レコードを取り寄せ、映画雑誌やロック雑誌でゴシップを読みあさる思春期を過ごしました。彼への憧れで、十代の暗黒時代を乗り越えることができました。 それでも、ライブだけは別物というか、田舎者の私には無理だと思って、ただ夢のように思っているだけだったので、来日すると知った時の気持ちは、喜びよりも絶望に近く(笑)、行くか行かないか運命の分かれ道のような感じでした。 日帰りで行くことを条件に親に許してもらい、それでも１人で東京に行くのが怖くて、高校の友達に同行してもらいました。 Bowieのファンではないのに新幹線代やチケット代を払って一緒に行ってくれた友達には、今も感謝しています。大人になって自然と縁が切れてしまったけれど、毎年Bowieの誕生日や命日が来る度に、その友達のことを思い出します。 生で観たBowie！東京ドームは音響があまりよくなかったけど、空席が多かったけど、本人は豆粒だったけど、やっぱり会えてよかった！